住宅ローンを返しながら資産運用するとどうなる?シミュレーターで検証【#32】

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住宅ローンと運用資産を、実際にシミュレーションしてみる

前の記事では、住宅ローンだけを見るのではなく、同じ家計の中にある運用資産も並べて考えてみる、という話をしました。

今回は、実際に数字を入れてみます。

使うのは、こちらのシミュレーターです。

住宅ローン・運用資産シミュレーター

住宅ローンと、それと対になる運用資産を置いて、 ローン完済時点で運用資産がいくら残るのかを試算します。

住宅ローン
今後もこの金利が続くものとして試算します
現在の残高を直接入力します
対にする運用資産
一定の利回りで運用できるものとして試算します
シミュレーション結果
住宅ローンの残り期間
—
現在の毎月の元金返済額
—
現在の毎月の返済額
—
現在の運用資産
—
現在の住宅ローン残高
—
住宅ローン完済時点で残る運用資産
—
計算の考え方
元金均等返済を前提とし、毎月一定額の元金を返済します。 その月の住宅ローン残高に対して利息を計算し、 「元金+利息」がその月の返済額となります。 一方、運用資産には毎月の運用収益を加え、 そこから住宅ローンの返済額を差し引いていきます。
ご注意
このシミュレーションは、元金均等返済を前提とし、 入力した住宅ローン金利と想定運用利回りが一定で続くものとして 計算した試算です。 実際の住宅ローン金利や投資収益、返済額とは異なる場合があります。 また、実際の投資では価格変動があるため、 シミュレーション結果を将来の運用成果として保証するものではありません。

なお、このシミュレーターでは、住宅ローンについて元金均等返済を前提としています。

元金均等返済とは、毎月返済する元金を一定にし、そこにその時点の住宅ローン残高に応じた利息を加えて返済していく方法です。

そのため、返済開始当初は利息が多く、毎月の返済負担も大きくなりますが、残高が減るにつれて利息負担が小さくなり、結果として毎月の返済負担も徐々に小さくなっていきます。

入力する項目は、

  • 当初の借入額
  • 住宅ローンの金利
  • 返済期間
  • 借入からの経過年数
  • 現在の住宅ローン金利
  • 現在の住宅ローン残高
  • 対にする運用資産
  • 想定運用利回り

などです。

住宅ローンと運用資産を、対にしてみる

例えば、住宅ローンが3,000万円残っていて、それと対になる運用資産が2,500万円あるとします。

この運用資産を、単純に「10年後にはいくらになるか」と計算するのではありません。

住宅ローンには、毎月、元金の返済があります。

そして、当然ながら利息の支払いもあります。

そこで、このシミュレーションでは、運用資産を運用しながら、そこから住宅ローンの返済に必要なお金を出していくことにします。

元金均等返済を前提としているため、毎月の元金返済額は一定です。

一方で、住宅ローンの残高は毎月少しずつ減っていくため、利息負担は徐々に小さくなります。

イメージとしては、

運用収益-(元金返済+利息)

を毎月、運用資産に反映させていく形です。

運用収益の方が大きければ、運用資産は増えます。

逆に、元金返済と利息の方が大きければ、その差額を運用資産から取り崩すことになります。

つまり、

「住宅ローンを返済しながら、その返済資金を対になる運用資産から賄ったら、最終的にその運用資産はいくら残るのか」

を見るためのシミュレーションです。

住宅ローンが終わるとき、運用資産はいくら残っているのか

例えば、現在、住宅ローンが3,000万円残っているとします。

その住宅ローンの残りの返済期間にわたって、運用資産について一定の利回りを仮定します。

毎月、運用資産がその利回りで増える一方で、住宅ローンの返済額もそこから支払っていきます。

元金均等返済なので、毎月の元金返済額は一定ですが、住宅ローン残高が減っていくにつれて利息負担は小さくなります。

そのため、住宅ローンの返済負担も徐々に小さくなっていきます。

これを住宅ローンが完済するまで繰り返します。

すると、住宅ローンが完済する時点で、

「運用資産がいくら残っているのか」

が分かります。

もちろん、実際の運用では毎月同じ利回りになるわけではありません。

また、住宅ローン金利も将来変わる可能性があります。

そのため、ここで計算しているのは将来の結果を予測するものではなく、一定の条件を置いた場合の試算です。

「ローンがある」と「資産がある」を一緒に考える

住宅ローンが3,000万円ある。

この数字だけを見ると、かなり大きな負債に見えます。

一方で、その住宅ローンと対になる運用資産が2,500万円あるとしたら、見方は少し変わります。

もちろん、運用資産には値下がりの可能性があります。

住宅ローンの金利も変わるかもしれません。

したがって、「運用資産があるから住宅ローンは問題ない」という単純な話ではありません。

私がやってみたかったのは、そういう結論を出すことではなく、

「この資産を運用しながら、住宅ローンの返済を続けたら、最後にどうなるのか」

を数字で見てみることでした。

条件を変えて試してみる

このシミュレーターでは、運用資産の金額や想定運用利回りなどを変えることができます。

例えば、最初に用意する運用資産を2,000万円、2,500万円、3,000万円と変えてみる。

あるいは、想定運用利回りを変えてみる。

そうすると、住宅ローンを完済する時点で残っている運用資産も変わります。

ここで重要なのは、「何%なら正解」ということではありません。

自分の住宅ローンと運用資産を置いてみたときに、どのような関係になるのかを見ること。

そのためのシミュレーションです。

最後に、何が残るのか

住宅ローンは、返済を続ければいずれ完済します。

では、そのときに、対にしていた運用資産はいくら残っているのか。

ここを見ると、住宅ローンと運用資産を別々に考えていたときとは、少し違った景色が見えてきます。

もちろん、これは家計全体の純資産を計算しているわけではありません。

自宅の価値や、その他の金融資産、将来の生活費なども含まれていません。

あくまで、

「住宅ローンの返済を運用資産と対にして考えた場合、その資産がどう変化していくのか」

を見るためのものです。

住宅ローンが残っている。

でも、それと同時に運用資産も持っている。

その二つを別々に見るのではなく、返済期間を通じて一緒に動かしてみる。

一度、自分の数字を入れて試してみると、住宅ローンについて考えるときの一つの材料になると思います。

※このシミュレーションは、元金均等返済を前提としています。毎月一定額の元金を返済し、その時点の住宅ローン残高に応じた利息を加えて返済するものとして計算しています。

※住宅ローンを繰上返済せず、所定の返済を続けることを前提としています。

※運用資産から毎月の住宅ローン返済額を支払うものとして試算しています。

※運用利回りは一定であると仮定した試算です。実際の運用成果を保証するものではありません。

※住宅ローン金利についても、入力した金利が一定であると仮定しています。実際の返済額や残高とは異なる場合があります。

ロジックがおかしかったり、「こういうシミュレーションがしたい」というご意見があれば、ぜひお問い合わせページよりご意見ください。

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