もう無理だ。
その後も、だましだまし、やってきたが、ふとした時に、限界を感じた。
業務中に、嗚咽が出て、トイレに行った。
でも、吐けはしない。
おえっ、となるだけ。
おえっとはなるんだけど、何も出てこない。
もう無理だ。
こんな状態では、仕事は続けられない。
お客さんの役に立ちたかったな。
昔はできたのに。
偉くなりたかったな。
もう諦めるしかないか。
自分はここまでなのか。
色々なことを考え、涙目になりながら、ビルの外に出た。
その日の、薄暗い夕暮れを、よく覚えている。
同じ日、すがるような思いで、昔の上司の一人に、話を聞いてもらった。
突然だったのに、よく時間を作ってくださったと思う。
今の状態を、20〜30分くらいかけて、時々泣きながら、話をした。
穏やかに、聞いてくれた。
「そうか。辛いな。辛かったな。」
寄り添って聞いてくれた後に、その方自身の経験も交えて、アドバイスをしてくれた。
具体的なやりとりは、今は伏せさせていただくが、いつか、読み手の皆さんとも共有できる日が来たらいいなと思います。
今の苦しみが、なんら恥ずかしいことではないこと。
そして、必ずまた立ち上がれる日が来ること。
今は分からないだろう。言われても、慰めにもならないだろうが、いつか、この経験が、お前を支えてくれたり、同じように苦しんでいる人の支えに、お前がなれるようになる、そんな土台になる日が、必ず来る。俺が保証する。
そんなことを、話してくださった。
声を出して、泣いた。
とても救われたと思う。
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